飲むだけで美肌?緑茶やハーブティーの効果と種類

美肌を目指すためにはスキンケアだけでなく、内側からのケアも大切だとされています。緑茶やハーブティーは、美肌効果のある成分が豊富に含まれており、日々の習慣として取り入れるだけで肌に良い影響を与えるといわれています。この記事では、緑茶やハーブティーが美肌にどう役立つのか、その効果とおすすめの種類について詳しく解説します。

緑茶に含まれる美容効果の高い栄養素

まず、昔から日本人に愛されてきた飲み物が「緑茶」です。食事の時やほっと一息つきたいティータイムなど、日常に多く登場するなじみ深い存在ですが、実はこの緑茶は美容効果が高い栄養素が豊富なんです。

  • カテキン:強力な抗酸化作用があり、肌の老化防止やシミの予防に効果的。

私たちの体の中には、日頃感じるストレスや紫外線ダメージなど、さまざまな刺激によって活性酸素が生まれます。
活性酸素はもともとある程度体の中に存在し、ウイルスや細菌を退治する殺菌能力のあるものとして、健康のための役割を果たしてくれています。しかし、活性酸素が多くなりすぎると、やがて細胞を攻撃するようになり、体のあらゆる部分にダメージを与えるのです。

細胞にダメージが加わると、肌の弾力を保つコラーゲンが作られにくくなるなど、肌を老化させる原因にもなります。
これによって、シワやたるみができやすくなり、エイジング現象が加速して老け顔まっしぐら。それを防いでくれるのが、緑茶に含まれるカテキンの効果なのです

  • ビタミンC:コラーゲン生成を促進し、肌のハリを保つ。

ビタミンCには、シミの元となるメラニンの生成を遅らせる作用があります。
また、メラニンそのものを薄くする還元作用もあり、美白効果を期待することができるのです。ビタミンCは、たくさん摂ったからといって体にためておくことができるものではなく、こまめに摂ることが必要です。
緑茶は、野菜やフルーツに比べて気軽に摂ることができ、一日に何度もビタミンCを補給することができるので、美肌対策にはぴったり

美肌効果が期待できるハーブティーの種類と効果

ローズヒップティー

  • 何より注目すべきなのが、そのビタミンCの所有量。なんと、レモンの20倍!
  • ビタミンCはメラニン生成の抑制や排出、新陳代謝を助ける働きがあるため、日焼けをした後や、シミ、ニキビ跡などの軽減にも期待。
  • お肌の修復に大切なビタミンE、レチノールターンオーバーを促進するビタミンA (レチノール)、ビタミンCの働きをぐんと高めるビタミンP、そして抗酸化作用が優れたリコピンなど、とにかく美容をサポートしてくれる栄養素が抜群。

ハトムギ茶

  • 昔からイボ取りのお茶として有名。
  • ハトムギ化粧水や、漢方の生薬「ヨクイニン」としても知られている。
  • ビタミンB群を含んでおり、新陳代謝を高めてくれる作用がある。
  • 利尿効果も高く、体内の毒素を排出してくれるので、むくみ解消などのダイエット効果が期待。
  • 食物繊維も含まれるため、便秘解消による代謝促進も。
  • 免疫力アップや皮膚がん細胞の抑制にも期待されている。

ハイビスカスティー

  • アントシアニンが豊富で、紫外線によるダメージを防ぎ、肌の透明感を高める効果が期待できる。
  • 豊富なビタミンCが皮膚を若々しく保ち、肌荒れにも効く。
  • ハイビスカスティーは、利尿作用があるカリウムを含んでいます。
    体内の余分な水分や老廃物を尿として排出するので、むくみや二日酔いの改善にも効果があるとされています。

ルイボスティー

  • ストレスが溜まるとそれを分解する副腎皮質ホルモンが生成されますが、同時に老化の原因でもある「活性酸素」が多く分泌されます。活性酸素を抑える効果で、ターンオーバーも整い、メラニンを排出しやすくする効果が期待できる。
  • ルイボスティーに含まれるポリフェノールには、活性酸素の過剰分泌を抑えてくれる作用がある。
  • 肌の老化自体を抑えてくれるので、シミのほかにしわやたるみなどのエイジングサイン全般にも効果的。

黒色メラニンを排出するには…シミ撃退!

紫外線などに当たると、お肌は防衛機能として、メラノサイトからメラニンを分泌します。それが過剰に出続けると、新陳代謝と共に排出できず、お肌に浮き出てしまいます。これがシミが出来てしまう簡単な流れです。

出来てしまったシミを消すことは容易ではありませんが、美白化粧品を使うにしろ、お肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れていては、その効果も半分以下に落ちてしまいます。

ターンオーバーは、生理周期やストレスなどですぐに乱れてしまいますので、積極的に食材や生活習慣でサポートしていく必要があります。その習慣の一つとして、お茶を摂り入れることは美容への第一歩に繋がりますね♪

美肌効果を高める緑茶の飲み方

 効果効能を意識して緑茶を飲むなら、積極的に摂取したい成分によって、いれ方を変えましょう。ポイントはお湯の温度です。緑茶の成分は溶け出しやすい温度がそれぞれ違います。その性質を利用して、おいしく効果的な緑茶をいれましょう。

カテキンをとるなら高温でサッと

抗酸化作用や血中コレステロールの低下など、様々な働きが知られているカテキンは、80度以上の高温でお湯によく溶け出します。カテキンを積極的に摂取したいなら、お湯の温度は高温がおすすめです。

高温でいれる場合には、通常の蒸らし時間だと苦くなり過ぎてしまうことがあります。通常の蒸らし時間が1分なら10~30秒にする、といった具合に、蒸らし時間を少し短めにすると、おいしく仕上がるでしょう。

注意点と摂取量の目安

緑茶にはカフェインが含まれるため、過剰摂取は避け、夜には控えるのがおすすめ。また、特定のハーブティーは薬の成分と相性が悪い場合もあるため、薬を服用中の方は飲み合わせの注意が必要です。飲みすぎを防ぐための適量は1日2〜3杯程度が良いでしょう。健康や美肌に良いとされていても、ほどほどな量、常識的な量を心掛けてください。

まとめ

緑茶やハーブティーには、体に役立つ成分がたくさん含まれています。そうしたたくさんの成分を、日々自然と飲むだけで摂取できることは嬉しいですよね。

「健康のために!」「美容のために!」と気合を入れて続けようとするのではなく、まずは「おいしい」と感じるお茶を探してみましょう。毎日飲めるおいしいお茶が、自然に健やかさを育んでくれます。

緑茶は日中、ハーブティーは夜のリラックスタイムなど、それぞれの効果を引き出すための、飲むタイミングも是非摂り入れてみましょう。素敵なティータイムがライフスタイルの中の良い時間になればよいですね♪

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