旬のサンマを食べて美肌になろう!
秋といえばサンマ
マツタケ、サツマイモ、栗、ぶどう、秋はおいしいものがいっぱいですよね。
秋の魚といえばやっぱり秋刀魚(サンマ)。お手頃で手に入りやすく脂ものっていて調理も簡単、そしてなにより血液サラサラ効果や、美肌効果などカラダに嬉しい栄養価がたっぷりつまっています。
今回は、この秋刀魚の栄養が持つ驚くべき美容、免疫力向上について詳しく解説します。
サンマの驚くべき栄養効果
魚類は、良質なタンパク質を含みながら、低エネルギー・低脂質であることが特徴です。特に動物性のタンパク質食品では、タンパク質も多く含まれるけれど脂質量も多い、という食材が多いかと思います。ヘルシーにタンパク質を補える魚類は、ダイエットや筋力UPに重宝しますよ。特に秋刀魚には驚くべき栄養効果がいっぱい!以下にまとめてみました。
- 生活習慣病予防に効果的!青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸のEPAやDHAは、中性脂肪を低下させ動脈硬化や高脂血症を予防します。 また血液サラサラ効果で血栓を予防したり、悪玉コレステロールを減らしたりと、現代の生活習慣病の改善に一役かってくれます。さらにDHAは脳に作用し脳神経を活性化する働きがあります。
- 豊富なビタミンで美肌に!秋刀魚にはビタミンA、D、E、B群など、各種ビタミンが豊富に含まれています。皮膚や粘膜を強くするビタミンAや、アンチエイジング効果高いビタミンEが美肌へと導いてくれます。 また他の魚よりも豊富に含まれているビタミンB2は貧血予防や、精神を安定させてくれる働きがあります。他にもカルシウムや鉄分、ナイアシンなども含まれ疲れにくい体作りをサポートしてくれます。
- 良質なタンパク質で免疫力UP!免疫力を正常に働かせるうえで、タンパク質は欠かせません。タンパク質は血液や筋肉などをつくる重要な成分で欠かすことのできない3大栄養素の一つで、欠乏すると体力や免疫力が低下してしまいます。 秋刀魚はアミノ酸バランスが良く、吸収されやすい良質なたんぱく質を持っています。消化酵素たっぷりの大根おろしと一緒に取れば栄養を余すことなくしっかり吸収できます。
- アンチエイジング効果秋刀魚のはらわたには、老化予防に効果があるといわれるレチノールが豊富に含まれています。苦くて捨ててしまいそうな秋刀魚のわたですが、アンチエイジングのためにもしっかりと食べたいところですね。 レチノールはビタミンAの仲間で、コラーゲンの産生を促進するはたらきがあり、お肌のハリや弾力低下、たるみやしみにも効果的です。秋刀魚にはレチノールの吸収働きを強化する他のビタミンも一緒に含まれていますので効果的に摂ることができます。
さんまの美容効果を引き出す食べ方
まずは新鮮なさんまを選びましょう。
新鮮なさんまほど、美容にいい栄養がたっぷり含まれています。
購入するときは以下のポイントをチェックして、新しくおいしいさんまを選びましょう。
新鮮&おいしいさんまの特徴
・お腹にハリがある
・頭から背中にかけて盛り上がっている(胴が太い)
・黒目の周りが透き通っている
はらわた・皮・脂を残さず食べる
さんまのはらわたは苦いため、残してしまう方も多いかもしれませんね。
しかし、はらわたにも栄養がたっぷり詰まっているので、できれば残さず食べることをおすすめします。
大根おろしと一緒に食べると、苦味が多少抑えられますよ。
また、皮や脂にも栄養が含まれているので、こちらも残さず丸ごと食べるようにしましょう。
かぼす・すだちを絞って食べる
かぼすやすだちには、コラーゲンの生成を促すビタミンCが含まれています。
さんまに含まれているビタミンAやビタミンEと一緒に摂ることで美肌効果がアップするので、できるだけ果汁をかけていただきましょう。
鉄分の吸収率もアップするので、一石二鳥ですよ
まとめ
いかがでしたでしょうか?
秋刀魚は栄養が豊富だということがわかりましたね。ただし、これらの豊かな栄養が意外な部位に多いことも忘れてはいけません。
例えば、皮のすぐ裏の皮下脂肪には、EPAやDHAが多く含まれています。
苦いため敬遠されがちな内臓には、多量のビタミンD、そしてビタミンAも多く含まれています。
また、タウリンは血合肉に特に多く含まれています。
栄養面を考えれば、無駄なくすべてを食べたいものです。
栄養の代謝を促進するB群のなかでは、貧血予防に良いビタミンB12が多いのが特徴的です。お肉だけではなくお魚もバランスよく摂取した食生活を心がけていきましょう。